フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングス（FMH）の大株主である米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツは16日、同社に「株主提案書」を発送したとし、内容を公開した。 公式サイトで、「ダルトンの関連会社であるライジング・サン・マネジメントは、フジ・メディア・ホールディングス（FMH）に対し、来る6月開催予定の定時株主総会において株主提案権を行使する書面を発送いたしました」と発表。さらに、「40年にわたる日枝久氏の長期政権が終えんを迎え、FMHおよびフジテレビは生まれ変わるチャンスを得ました。今後は、これまでの体制で生じた課題の解消と、フジテレビの放送・メディア事業の発展を実現するための取り組みが求められています」と記し、取締役候補者として12人を提案したと明かした。 フジテレビ、青井実キャスターの不適切な言動を報告「同様な言動がないよう申し入れ」 提案では、候補者としてSBI ホールディングス代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏、国際情報誌「フォーサイト」の元編集長・堤伸輔氏、元フジテレビアナウンサーの坂野尚子氏、STARTO ENTERTAINMENT 代表取締役 CEOの福田淳氏らを挙げた。 ダルトンは先日、一連の問題をめぐる第三者委員会の調査報告を受けて送った書簡で、新たな経営陣に現在の取締役5人が残ることを厳しく批判していた。
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