左肩手術で二刀流はどうなる? 大谷翔平だから起こる“議論”、米識者も分かれる見解

米ポッドキャスト番組「Foul Territory」で3人の識者が討論  ドジャース・大谷翔平投手はワールドシリーズ第2戦で盗塁した際に左肩を負傷。その後もプレーを続けたが、5日(日本時間6日)に左肩の関節鏡視下手術を受けたことが球団から発表された。気になるのは手術が打撃、投球に影響があるのか。米識者の見解は一体?  米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は6日(同7日)、自社YouTubeを更新。強打の捕手としてメジャーで19年間プレーしたAJ・ピアジンスキー氏、メジャー9チームでプレーした元捕手のエリック・クラッツ氏、MLBネットワークの元司会者のスコット・ブラウン氏が討論を行った。現役時代に同じ左打ちだったピアジンスキー氏は「(傷めたのは)打つ時に後ろ側になる肩なのでさほど影響があるかは分からない」と言及。一方で投手に関しては「十分に時間がある。どのみち、彼ら(ドジャース)はオオタニをマウンドに戻すのに急いでいたわけではないと思う」とし、ゆったりとしたリハビリを取ると見た。  クラッツ氏は怪我の専門家の意見を聞いた上で、「動きで肩に影響があるとすれば、バックスイングするときかな。だって投げる時は、(左側の肩は)こっち方向(内から外へ)に動かす。だから影響が出るようには感じないけれど」とした。ただ、「彼は投げたくないのかも。打つのがとても楽しかったし、ワールドシリーズも優勝した。なんで投げなきゃいけないの? って思っているかも。彼は医師から注意書きをもらおうとしているのかもしれない」と、独自の見解も明かしている。  ただ、クラッツ氏の意見にはブラウン氏が「彼は投げたいんだよ」「君たちそういったとき、ふざけていただけでしょ」と猛反論。ただ、ピアジンスキー氏は「彼が投げたくなかったらどうする? と僕が言ったとき、僕はふざけていなかった」「本人が朝起きていきなり、もう肘を2度手術したし、もう投げたくない。毎年50-50できるのに、って思ったら?」と投げ返した。  投打ともに一流の成績を残すことができる大谷だからこそ起きる、異例の討論。6日(同7日)にテキサス州サンアントニオで行われているGMミーティングに臨んだドジャースのブランドン・ゴームズGMは「問題の全体像からすると、(故障したのが)投げる方ではなく左肩で、スイングにおいても後ろ側の肩だったことは、間違いなくいいことだ」と語り、来季以降の二刀流は可能だと語っている。果たして2025年以降、大谷はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。(Full-Count編集部)

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