NHK連続テレビ小説「あんぱん」で、漫画家やなせたかしさんをモデルとした柳井嵩の母親・登美子役を演じている松嶋菜々子(51)。その妖艶な美貌と、圧倒的な存在感が大いに注目を集めている。 【もっと読む】松嶋菜々子・反町隆史が結婚23年目で初共演 夫婦タレントは「CM業界の救世主」になる しかし、とんねるずの石橋貴明(63)のせいで、思わぬ目立ち方をするハメとなっている。 「3月31日、フジテレビが中居正広氏(52)の起こした問題に関し、第三者委員会による『調査報告書』を公表。彼の性暴力を認定しました。さらに『重要な類似案件』として10年以上前にフジの女性社員が番組の男性出演者と2人きりの状態にされ、下半身を露出されたことが記されていました。報告書では、その出演者が誰か明記していませんでしたが、4月10日、週刊文春が石橋だと報じたのです」(週刊誌記者) これを受けてSNSでは、石橋の過去の松嶋に対する"セクハラ"エピソードを蒸し返す投稿が相次いでいる。《石橋の松嶋に対するセクハラは度を越えていた》《コンプラなんてない時代でも、テレビで見ていて気分が悪くなるほどだった》などなど。SNSには当時の動画も投稿されている。 ■松嶋に馬乗りになって卑猥な言葉を言わせる石橋 「『とんねるずのみなさんのおかげです』の『近未来警察072』というドラマ仕立てのコントで、石橋は松嶋に馬乗りになり、性行為を連想させる動きをしたり、卑猥な言葉を無理やり言わせたりとやりたい放題でした。当時は、松嶋も嫌がっているようなそぶりは見せませんでしたが、『みなさんのおかげ』は彼女が売れるきっかけとなった番組でもあるので、彼女の所属事務所も強いことは言えず、彼女も断れなかったようです。ただ、その後、松嶋の事務所は、メディアで同番組のことを連想させる取材や、過去映像の使用なども全て断ってきたそうです。松嶋の口からもこれまで一度もその当時のエピソードが語られたことはありません。それくらい、彼女にとっては、記憶からも経歴からも消し去りたい黒歴史なのでしょう」(バラエティー番組のベテラン制作関係者) 当時、同番組の制作にも口を出していた石橋の力は絶対だった。松嶋ほどではないにしろ、番組内で、今では考えられないレベルのセクハラを受けた女子アナもいた。 「彼女たちにとって、それは下積み時代の懐かしい思い出ではなく、ただの忌まわしい記憶なのだと思います。先日、元フジテレビアナウンサーの長野智子氏が、『Mr.サンデー』で『ほとんどの人たちは、イエス、ノーが、きちんと言えて毅然としてやっている』と発言して炎上しましたが、当時の石橋に対してノーが言える女子アナなんていなかったと思いますよ。新人で売り出し中の松嶋さんはもっと厳しい立場だったはずです」(前出の制作関係者) その後、松嶋は、女優として大成功を収め、今やアラフィフを代表する演技派女優として引っ張りだこだ。2019年前期放送の「なつぞら」では、北海道で農業を営む優しい母親を演じ、今回の「あんぱん」では、子供を捨てて自分の人生を選ぶ母親を演じている。母親役が定着してきた松嶋にとって、石橋はただの厄介者でしかないようだ。 近年の松嶋菜々子の活躍は若いころにも増して目覚ましいものがある。関連記事【もっと読む】松嶋菜々子・反町隆史が結婚23年目で初共演 夫婦タレントは「CM業界の救世主」になる…では、その活躍ぶりを伝えている。