全国最高齢は…大分・豊後高田市長に 「1歳年上」の落選で

 13日投開票の大分県豊後高田市長選で3選を果たした現職の佐々木敏夫氏(82)は、近く全国最高齢市長となる。  全国市長会によると、群馬県太田市長で現在最高齢の清水聖義氏(83)が同日投開票の市長選で敗れ、6選を果たせなかったことから、清水氏が今月16日に任期満了を迎えた後、佐々木氏が最高齢となる。  元県議長で30年間の県議時代を含め、選挙では負けなしの佐々木氏。ところが8年ぶりの選挙戦だった今回の市長選では、かつての部下で世代交代を掲げた元市課長の河野真一氏(59)に453票差まで迫られての辛勝だった。  佐々木氏は当選から一夜明けた14日、取材に対し「公務で運動量が足りなかった。陣営として甘く見ていた」と語った。  豊後高田市は手厚い子育て・移住支援策で知られ、「消滅可能性自治体」から脱却し、「昭和の町」など観光資源も豊富だ。佐々木氏は全国最高齢市長となることで「ネームバリューがついて全国に注目される。子育てに特化して市の魅力をさらに発信したい」と意欲を示した。(貞松慎二郎)

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