【ロサンゼルス＝帯津智昭】米大リーグは１２日、各地で行われ、ドジャースの佐々木はカブス戦で自己最長の５回を投げ、４安打１失点で初黒星を喫した。 大谷は１安打、１盗塁。カブスの鈴木は無安打だったが、カブスが１６—０で大勝した。オリオールズの菅野はブルージェイズ戦で本拠地初先発し、４回２／３を３失点で勝敗はつかなかった。チームは５—４で逆転勝ちした。 あわや満塁本塁打の大飛球を好捕した中堅手パヘスに、ドジャースの佐々木は感謝した。「本当に助かった。あのプレーがなかったら大量失点だった」 三回一死から四球、安打、四球の後、鈴木を二直に仕留めて二死満塁となり、前の打席でメジャー初被弾となるソロ本塁打を許した４番ブッシュを迎えた。スプリットでストライクが取れず、２ボール１ストライクからの４球目。相手が直球に狙いを絞りやすい場面で、外角高めの直球を強振された。中堅後方に高く上がった打球をパヘスが追いかけ、フェンス際でジャンプしてキャッチした。 このピンチをしのいだことで、４度目の登板で初めて５回を投げ切った。初黒星を喫したものの、球数も最多の８１球で、「段階的には、いい方向に行っている。ここが最低限になるように頑張らないと」。手応えを感じつつ、気を引き締めた。（帯津智昭） 大谷翔平、試合前にブルペンで３０球 ドジャースの大谷は一回に右前打を放ち、４個目の盗塁となる二盗も決めた。試合前にはブルペンに入り、２季ぶりの投手復帰に向けて投球練習を行った。キャンプを含め今季最多に並ぶ３０球を、座った状態の捕手に投げ込んだ。球種は直球とツーシーム、スプリットで、見守ったロバーツ監督は「制球がとても良かった。この調子で積み重ねていけば、さらに良くなっていくだろう」と期待した。
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