大阪・関西万博では、最新の科学技術や世界各国の文化が体感できるパビリオンなど、多くの見どころがある。 会場のシンボルとなるのが、世界最大級の木造建築・大屋根リングだ。１周２キロ、高さ最大２０メートルで、リング上を散策して会場や大阪湾を一望することができる。 次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」は、会場西側の「モビリティエクスペリエンス」を発着し、デモ飛行を披露。映像や音響で搭乗している気分を味わえる展示施設も用意している。 パソナグループのパビリオン「ＰＡＳＯＮＡ ＮＡＴＵＲＥＶＥＲＳＥ」では、ｉＰＳ細胞（人工多能性幹細胞）から作った「ｉＰＳ心臓」（直径約３・５センチ）が培養液の中で拍動する様子が見られる。大阪府や大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」では、来場者の肌や血管などの健康データをその場で測定。それを基に生成された「２５年後の自分」と対面できる。 １９７０年の大阪万博でも話題を呼んだ米国館は、７２年に月面着陸した宇宙飛行士が持ち帰った「月の石」を展示。日本館では、世界最大級となる火星由来の隕石（いんせき）「火星の石」が初めて一般公開される。
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