神戸空港（神戸市中央区）に国際線が18日就航する。 11日には、完成した第2ターミナルの内覧会があり、6千人以上の応募の中から当選した市民500人が一足先に新施設を見学した。 神戸空港第2ターミナルの入り口=2025年4月11日午後2時57分、神戸市中央区、宮坂奈津撮影 第2ターミナルは、従来の第1ターミナルの西側に建設された。入り口を抜けると天井の高い広々とした出発・到着ロビーが現れる。緑や木目を基調とした落ち着いた空間で、チェックインカウンターや保安検査場の入り口がある。 国際線の搭乗口は三つあり、シャトルバスに5分ほど乗車して機体へ向かう。待合室の近くには免税店もある。ロビーの上層階には展望デッキがあり、神戸市内の風景が眺められる。ただ、滑走路まで距離があるため「飛行機を撮るなら第1ターミナルの方へ」と市港湾局の担当者。 就航するチャーター便が向かうのは、ソウル、南京、上海、台北、台中の5都市。大韓航空など4社が運航を予定している。 内覧会に参加した灘区から家族と訪れた杉本美結さん（10）は「空港の中がきれいだった。台湾やソウルに行きたい」と期待した。須磨区に住む東重幸さん（71）、清子さん（69）夫妻は「1時間くらいで着くので断然、神戸空港が便利。台湾に行きたい」と話した。 神戸空港へのアクセスはポートライナーのほか、新神戸や三宮と空港を結ぶバス「マリンエアシャトル」で。また、419台が駐車可能な第3駐車場が第1ターミナル東側に新たに整備され、18日から利用できる。（宮坂奈津）
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