和歌山県警本部の代表電話（073・423・0110）に見せかけた不審な国際電話が10日、県内外で相次いで確認された。 県警は特殊詐欺の手口の一つとみて、不審な電話には出ないよう注意を呼びかけている。 県警生活安全企画課によると10日午前、県内のほか東京都や大阪府で5件の不審電話があった。番号はいずれも「+」で始まる国際電話で、その後に県警の代表番号が表示されていたという。 電話の相手は「捜査2課の刑事」を名乗り、「クレジットカードが不正に使われている」「マネーロンダリング捜査で、あなたの銀行口座が使われている」などとかたった。相手が電話を切ったため、いずれも被害には至らなかった。県警はその後も同様の着信を確認しているという。 県警は、不審な番号からの電話は被害防止専用ダイヤル（0120・508・878=これはわなや）に相談するよう呼びかけている。 固定電話に関しては、通信各社で共同運営する「国際電話不取扱受付センター」（0120・210・364）から国際電話の着信を止めることも可能で、県警はこうした防止策の活用も勧めている。（寺沢尚晃）
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