ここから「広末涼子」が復活する方法 もう「MajiでKoiする5秒前」は歌わせるな

 4月8日に駆け巡った広末涼子容疑者(44)逮捕の知らせに、日本中が驚いた。逮捕容疑は「傷害」。新東名高速道路で自身の運転する車が大型トレーラーに追突させ、搬送された静岡県島田市の病院で、看護師の女性に足蹴りを加え、さらに腕をひっかき軽傷を負わせたとして、現行犯逮捕されたのだ。  *** 【写真12枚】“奇行癖”はこの頃から…? 「コギャル疑惑」のあった17歳当時、プライベートの移動で地下鉄と山手線を堂々と利用する「広末涼子」ほか 一人で大声を出しながら歩きまわり…  広末容疑者が代表を務める個人事務所「株式会社R.H」は今回の逮捕について、 <静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我を負わせてしまいました。被害に遭われた方をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます>  という謝罪文とともに、 <本人は当面の間すべての芸能活動を自粛する運びとなりました。関係各所の皆様ならびに日頃よりご支援いただいているファンの皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます>  と芸能活動の休止を発表した。 広末涼子(2019年)  一部報道によれば、事故の直前に立ち寄ったサービスエリアでは、一人で大声を出しながら歩きまわり、自分から一般人に話しかける“奇行”が目撃されていたとの話もある。  搬送先の病院で逮捕される、という前代未聞の事態に発展したのも、彼女の院内での様子が尋常ではなかったからだ。女性看護師への暴行をはたらく前、搬送先の病院ではじっとしていることができず、検査の前に院内をフラフラ歩き回っていたという。  看護師が暴行を受けたのは、そんな広末容疑者を止めようとした際の出来事だった。  病院で事故対応にあたっていた警察官に現行犯逮捕された広末容疑者は、浜松署に身柄を移されるが、“奇行”はそこでも。 「取調室でも話が嚙み合わず、突如として大声を発することもあったそうです。現在は落ち着きを取り戻しているそうですが、例えば“別の疑惑”が出てくるなど、場合によっては拘留が長引く可能性もありそうです」(社会部記者) 早稲田入学の頃から“奇行”が目立ち始めた “別の疑惑”とは——? 「実際のところは、捜査の進展を待つしかありませんが、逮捕前後の彼女の様子から、薬物使用の可能性も含め、取り調べが行われているようです」(社会部記者)  2023年に人気シェフ鳥羽周作氏(46)とのダブル不倫が発覚したことから、当時所属していた芸能事務所「フラーム」から無期限謹慎処分を言い渡され、同年にはキャンドル・ジュン氏との離婚を発表。昨年2月には26年間所属した同事務所からの退所を発表している。  イメージの悪化から企業CM などの仕事が無くなった広末だったが、最近は故郷の高知で活動の幅を広げてきた。今年2月にはテレビ高知の番組「広末涼子の高知でやりたい10のこと」が放送され、地元民から評判を呼んだ。同じ月に高知で開催された「高知龍馬マラソン2025」では大会ゲストを務めるなど、「完全復帰」に向けて順調に足場を固めていたかに見えた。だが、仮に“疑惑”が深まった場合、その道は完全に断たれてしまうことに——。  芸能ジャーナリストの渡邉裕二氏は、1999年の「早稲田大学入学」が、広末の人生を狂わせるきっかけになったと指摘する。 「当時、事務所は広末涼子を“第2の吉永小百合”にしようという戦略を描いていました。ところが、彼女が強いられた“清純派”のイメージは、彼女自身のパーソナリティと大きな乖離があったのです。結局、広末はろくに大学に通うことがないまま、2003年10月に早稲田を自主退学してしまいました。彼女の“奇行”が目立ち始めたのはちょうどその頃からです」 事務所が勝手につくったイメージ  世間を驚かせたのは、退学から間もない2003年12月15日に行われた記者会見。広末はそこでデザイナー岡沢高宏氏との「できちゃった婚」を発表したのだ。  この会見前から、広末は映画会見で急に泣き出したり、所持金のないままタクシーに長距離乗車したり、深夜の路上徘徊を写真誌に撮られるなど“プッツン女優”という悪いイメージがつき始めていた。 「想像ですが、事務所が勝手につくったイメージを演じながら芸能活動を続けることが、彼女にとっては相当のストレスだったのだと思います。切ないのは、個人事務所の所属となったことで、再びそうした“清純路線”で売らざるを得なくなったことです」(渡邉氏)  事件の10日前、3月29日に台湾で開催された音楽フェス「Megaport Festival」では、1997年のヒット曲「MajiでKoiする5秒前」や「大スキ!」を熱唱。その姿が地元メディアに報じられている。 「もうそういうことはやめさせたほうがいい。特に『大スキ!』は本人が“もう二度と歌わない”と話していた楽曲です。彼女が本領を発揮できるのは、そうした曲にイメージされるような清純路線ではないと思うんです。広末の魅力とは、これまでの“奇行”からも滲み出る、彼女が内に秘めた狂気にある。彼女に演じさせるべきは、聖女のような女性ではなく、極端に言ったら狂気的でエキセントリックな役とか、オカルト系ホラーに出てくるサイコパスのような役なのでは。おそらく彼女なれではのオンリーワンのキャラクターになると思います」(同)  近ごろは「地面師たち」のピエール瀧のように、不祥事を起こし地上波への復帰が難しくなった俳優が、テレビとは別の場所で活躍する例も多い。まずは疑惑の解明が待ちたい。 デイリー新潮編集部

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