外環道「関越〜東名」工事って今どうなってるの? 4年前の「調布陥没」から音沙汰無いですが…本当に完成するんでしょうね?

悲願の外環道「東名直結」へ  首都圏近郊をぐるりとつなぐ「外環道」ですが、まだ肝心の「関越道〜中央道〜東名」がつながっていません。    この未開通区間は、一体いつになったら開通するのでしょうか。 外環道と関越道の大泉JCT(画像:NEXCO東日本)。  外環道は、千葉県市川市の高谷JCTから三郷、川口を経て、関越道の大泉JCTまでが開通済み。そこから南下して東名へつなぐ約16kmが工事中です。途中、三鷹市内で中央道にも接続します。 【画像】「ひょえぇぇぇ!」これが「外環道」の計画ルートと工事状況です(30枚以上)  全線が地下トンネルで、上下線それぞれの本線トンネルと、そこから地上へ上がってくるランプトンネルが、それぞれシールドマシンで掘削中です。地上でもランプ高架の橋脚や橋桁などの工事が進められています。  ところで、関越道の大泉JCTまではとっくの昔に開通しているのに、どうして関越〜中央〜東名がいつまで経っても開通しないのでしょうか。  ここが開通してくれないと、世田谷区から関越道で高崎・新潟方面へ行きたい場合や、練馬区・板橋区から東名で名古屋・大阪方面へ行きたい場合など、混雑する下道を延々と走らなければなりません。環七・環八も渋滞ばかりで、それ以外の生活道路となると、もはや何のために走っているのか分からないレベルで、果てしない時間がかかってしまいます。  都内の貴重な南北の「信号ゼロ」高速道路となる外環道。工事は今どうなっているのでしょうか。 具体的に今何をしているの?  まずランプトンネルのほうは、中央JCTで北側A・Hランプが完了し、南側Bランプが作業中。さらに2024年9月には、新たに「南側Fランプ」のシールドも掘削開始したばかり。東名JCTでは、AランプとHランプが掘削中です。 外環道・関越道の大泉JCT(画像:写真AC)。  そして肝心の本線トンネルですが、関越側から南行きトンネル・北行きトンネルがそれぞれシールド掘進中。2025年4月6日の時点で、それぞれ3892m(上石神井1丁目)、4195m(上石神井南町)の位置まで到達しています。  それとは別に東名側からも、すでに3582m、4427mが掘削済み。全体として半分近くの距離を掘削し終えたことになりますが、こちらの両シールドは、2020年10月の調布市内の地上陥没案件により完全ストップしたまま、4年半が経過しています。  何もやっていないわけでなく、東名側シールドを掘削再開するための準備として、陥没地点周辺をセメント系で固化させる「地盤改良」工事が続いています。  地盤改良工事は、直径約4m・長さ約40mのパイプを地中に打ち込んで改良していく作業です。1本分を仕上げるのに、約5日かかるといいます。全部で220本分の作業が必要になります。  地盤改良が始まったのは2023年8月。2024年11月末時点で「概ね3割」が完了したと報告されています。作業ペースも向上し、少しずつ進んではいますが、この作業が終わる見通しはまだ立っていません。  関越側からの本線シールドが先に南へ到達するのか、それまでに東名側が掘進再開となるのかは、まだ分かりません。ただ、貫通まではまだまだ、年単位の時間がかかっていきそうです。

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