「恥を知れ」レジェンドへの球団対応に批判殺到 家族も“失望”「ショック受けた」

息子がSNSで遺憾の意 球団史に名を刻むレジェンドへの敬意を欠いた対応が、波紋を広げている。パイレーツ本拠地のPNCパークの外野に設置されていたロベルト・クレメンテ氏のロゴが撤去され、広告に差し替えられたことに、ファンからは怒りの声が殺到。息子からも遺憾の意を現した声明が発表された。  クレメンテ氏はプエルトリコ出身の野球選手の先駆者として知られ、1950年代から1970年代にかけてパイレーツ一筋でプレーし、4度の首位打者と12度のゴールドグラブ賞を獲得。1972年に通算3000安打を達成したが、同年オフにニカラグアで発生した大地震で救援物資を届けようとした際、チャーター機の墜落により38歳で亡くなった。  翌年にMLBの特別措置によって、プエルトリコ出身選手としては初の米野球殿堂入り。社会貢献活動を行ったメジャーリーガーに与える「コミッショナー賞」が「ロベルト・クレメンテ賞」と改称されるほどの人格者として知られ、その功績は今なお称えられている。  今回、問題となったのは、PNCパークの右翼フェンスに設置されていたクレメンテ氏の名前と背番号が入ったロゴ。これがアルコール飲料の広告に差し替えられたと、米紙「ニューヨーク・ポスト」などが報じている。  この措置に対し、息子のロベルト・クレメンテJr.氏は6日(日本時間7日)、自身のX(旧ツイッター)に「ショックを受けました」との声明を発表。同氏ら家族への相談なしにロゴが撤去されたといい、「私たち、そしてファンにとって歴史的にも大きな意味を表す(事案にも関わらず)球団は有意義な協力関係を築くことを怠ったのです」と遺憾の意を表明。「今後は、もっと思いやり、透明性、そして協力関係を築いてほしいです。私は、パイレーツこの事案をさらに直接問い合わせるつもりです」と訴えた。  SNSでも「撤去すべきではなかった」「パイレーツは対処すべきだ」「貴方の父は私たちにとって大きな意味を持つ」「パイレーツ、恥を知れ」「起きてはならないこと」「最高に対してリスペクトを欠いた行いをしたパイレーツを絶対に許すことはない」など、パイレーツの対応に批判が相次ぐ事態となっている。(Full-Count編集部)

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