撤去されたトランプ大統領の肖像画を描いた画家が「私の仕事に悪影響」と初めて反論した。米メディア「ＴＭＺ」が５日、報じた。 ２０１９年からコロラド州議会に飾られていたトランプ氏の肖像画に対し、３月末、トランプ氏が自身のＳＮＳトゥルース・ソーシャルで、「意図的に歪曲されている。この絵を掲げるくらいなら、ない方がずっといい。画家は年をとるにつれて才能を失ったに違いない」と酷評し、その後、肖像画を撤去した。 地元の芸術家サラ・Ａ・ボードマンさんがソフトタッチで、トランプ氏の柔らかい表情を描いたものだった。トランプ氏が酷評するまで、それを見た人々の多くから好意的なレビューを受けていたという。 そのボードマンさんが５日、声明を発表した。 そもそもコロラド州議会議事堂諮問委員会がボードマンさんに肖像画を描くよう依頼し、委員会はボードマンさんが提供したすべての進捗写真と最終成果物自体を承認したものだという。 ボードマンさんは「自分の絵には政治的な偏見は一切考慮されていません。そして、決して大統領を風刺しようとしたわけではありません。トランプ大統領は、自由にコメントする権利があります。しかし、私が肖像画を『故意に歪めた』、そして『年をとるにつれて才能を失ったに違いない』という主張が、４１年以上続けてきた私のビジネスに直接的な悪影響を及ぼしており、回復の危機に瀕しています」と反論した。
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