栃木県足利市教育委員会は「部活動地域移行コーディネーター」に、同市在住でプロ野球・元ロッテの岡田幸文（よしふみ）さん（４０）を任用し、４日、市役所で任用通知書交付式を行った。 今年度新設されたポストで、任期は来年３月末まで。 岡田さんは高根沢町出身。作新学院高を卒業後、足利市の社会人野球チーム「全（オール）足利クラブ」で４年間プレーし、２００９年に育成契約でロッテに入団。１８年までロッテ一筋で守備の名手として活躍し、現役引退後は楽天などでコーチを務めた。 足利市とゆかりがあり、コーチとしての指導経験もあることから、今回、白羽の矢が立った。コーディネーターとしての活動は週３日程度で、各中学校を回って部活の現状を把握したうえで、地域クラブへの円滑な移行方法を考えるほか、指導者の育成にも取り組む予定だ。 交付式に臨んだ岡田さんは「（課外活動では）勉強だけでは身につかない、仲間や上下関係の大切さを学べる。足利市で育ったと自信を持って言える子どもが出てくるとうれしい」と語った。
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