几帳面でまめな一面がある秋篠宮さま 「まず家族の存在についてですが、家族は一人一人が、大切な存在であると考えています。続いて、家族の性格についてですが、性格を一言で表すのは難しいので、幾つかエピソードを御紹介しようと思います」 そう悠仁さまが秋篠宮家一家の面々についてふれたのは、去る3月3日のこと。成年にあたっての記者会見の折だった。 「まず父は、植物に気をかけたり、ほこりがたまっているところの掃除をこまめにしたりと几帳面(きちょうめん)でまめな一面があると思います。ときには、卵料理を作ってくれることもあり、その固さにこだわるなど、そのような一面を垣間(かいま)見ます。気難しい一面がある一方で、ときには、家族で話しているときに冗談を言って楽しませてくれることもあります」 秋篠宮さまが卵料理を手作りしていたというのは初耳だったが、悠仁さまはこうも続けていた。 「卵料理についてですけれども、スクランブルエッグを作っていました。固さもふわふわにできるようにというところで、こだわりを見せていたように感じます」 そして、母の紀子さまについてはこう述べていた。 「母は、休日に室内で刺繡(ししゅう)やキルト作りをしていることもあれば、庭の果実を使って、シロップやジャムを作っていることもあります。ときには、高校の花壇を整備するグリーンボランティアに参加して緑にふれる機会を楽しむなどアクティブな一面もあると思います」 また、「姉たちは年が離れていますので、両親が国内や海外に出かけているときに一緒に遊んでくれたり、本を読んでくれたりして、世話をしてくれることがありました。御料牧場に家族で行ったときには、イチゴを収穫して一緒にパフェを作ったことも忘れられない思い出です」——とも語っていた。 そんなふうに悠仁さまが、父、母、姉たちへの思いを語っていたのは記憶に新しい。一方で、普段の様子はなかなか伝わってこない。これまで18年間の歩みはまだまだベールの中である。 その知られざる素顔を、秋篠宮家と30年以上の親交を育むジャーナリストが書き下ろした。それが、書籍『 悠仁さま 』(講談社ビーシー/講談社)である。本書からの「スクープ秘話」を、著者の江森敬治さんは説明してくれた。 悠仁さんを叱ることの少ない父 そうそう、悠仁さまは先の記者会見でこうも発言していた。 「ときには、やはり導火線の長さが短くなってしまうことがあるといいますか、かっとなってしまう部分もあるようには思います」 「そうですね。以前よりは、幾分か丸くなったといいますか、と思います」 と、話した悠仁さまだが、こと悠仁さまに対しては、秋篠宮さまも意外に叱ることは少なかった思いがある。5歳頃のエピソードから、より詳しく紹介しておこう。 この「導火線」とは、眞子さんや佳子さまが、記者会見で話してきたことでもある。少し怒りっぽい面がたびたび話題になる秋篠宮さまの、「怒りに火がつく」までの導火線の短さのことだった。 かつて、宮さまは子育てやしつけに厳しかったという。2011年10月、眞子さんは20歳を迎え成年皇族となったが、その折に行われた記者会見で「父」についてこう述べていた。 「かつてはよく怒る父親でございましたけれども、最近はすっかり丸くなっております」 「昔は全般的によく怒る、本当にもうそれしか言いようがないのですけれども、厳しいこともありました。厳しいことに関しては、厳しくしつけてくれたことに感謝しておりますけれども、導火線が少々短いところがあったと申しますか……」 走り回る悠仁さまであっても、父の目元はゆるみ しかし実際、最近は「丸くなった」のか、姉の眞子さん、佳子さまに比べると、悠仁さまを叱ることが少ないらしい。5歳になった悠仁さまが悪さをしても、宮さまが怒らないものだから、姉2人は悠仁さまを指して、「叱れ、叱れ」と宮さまをうながすこともあるそうだ。 私も似たような光景を見たことがある。 宮さまとお会いしているときに、紀子さまが悠仁さまを連れ部屋に入って来た。悠仁さまは元気一杯だった。見知らぬ人がいるものだから、余計に照れくさいのか、うれしいのか、椅子やテーブルの脇をすり抜け、部屋の中を駆け回り、少しもじっとしていない。 秋篠宮さまは走り回る悠仁さまを目で追うだけで、その目元はゆるみ、楽しんでいるようにも見えた。少しも叱ったりはしなかった。ついには紀子さまが抱きとめられ、悠仁さまを、「よおく、考えてみましょうね」と、諭した。けれども、その手をすり抜けて悠仁さまはまた、走り出したのだった。 「ゆうちゃん」は、小さな“気象予報士” そんな幼稚園の頃の悠仁さまは、家族からは「ゆうちゃん」と呼ばれていた。当時の悠仁さまの「一番のお気に入り」にふれておこう。それは、天気予報だ。2012年の年末頃から、新聞で雪マークを探すのが好きになり、天気予報に興味を持った。東京だけでなく北海道から九州、沖縄まで各地の天気を調べる。 いつも使う宮邸の玄関に温度計が置いてあり、それで温度をチェックする。「ゆうちゃん」は朝6時台に起きて、夜は8時台に眠る生活サイクルだ。 ときどき、夜、父親に、 「明日の天気は晴れ。最低気温は何度。最高気温は何度だから、明日は寒いよ」 と、話してからベッドに入る。この年の冬、東京は寒かった。何回か雪が降ったり、積もったこともあった。積雪の日は大喜びで宮邸の庭で雪ダルマを作って遊んだ。 秋篠宮さまは私にこう説明してくれた。 「もともと玄関に置いてあったのか、(悠仁さまが)毎日の気温に関心があるから、温度計を置いたのかわかりませんが、天候や温度をチェックしていますね」 そのように、宮さまは小さな“気象予報士”の「ゆうちゃん」に感心していた。 …つづく<皇室の「スクープ記者」が見た、悠仁さまとふたりの姉たちの「ほんとうの関係」>でも、この春から大学生になる悠仁さまの幼少期の素顔に迫ります。 【つづきを読む】皇室「スクープ記者」が見た、秋篠宮家の子育て「悠仁さま」と「ふたりの姉たち」との決定的な違い