【バレーノとフロンクスを両方所有】シトロエン・ファンがなぜ?インド産スズキ車を愛する気仙沼のオーナーに聞く

フロンクスに乗って気仙沼まで会いに行く 宮城県気仙沼市に住む菅原恭さんはシトロエン・ファンのひとり。そんな彼が家族のクルマとして愛用しているのは、『スズキ・バレーノ』だ。この度、そこにもう1台『スズキ・フロンクス』が増車された。 【画像】インド産スズキ車を愛する気仙沼のオーナーと、東京から乗っていったフロンクス 全13枚 シトロエン・ファンがなぜインド産のスズキ車を愛用しているのか。その疑問を解消すべく、フロンクスに乗って菅原さんと奥さまの敦子さんに気仙沼まで会いに行った。 スズキ・フロンクス(左)とバレーノ(右)を所有する、宮城県気仙沼市に住む菅原恭さんと奥さまの敦子さん。 内田俊一 いま、菅原家にはこの2台以外に、シトロエンDS、SM、エグザンティア、そしてC5Xなどが住み着いている。そんな彼がなぜバレーノを選んだのだろう。 理由は大きくふたつ。ひとつはそれまで家族のクルマだったプジョー5008の代替えを検討するにあたり、乗り味が欧州車のようで、走りが活発なクルマが欲しかったこと。敦子さんはこれまでもコンパクトな欧州車を何台も乗り継いだ経験もあり、バレーノはピッタリだと思ったそうだ。 菅原さん自身も、「YouTubeでイタリアの街中を走っている映像を見て格好良かったのと、やはりシートがとても良かったんですね」と、シトロエン好きであれば譲れないシートの良さにはこだわった。この点でほぼ日本車は全滅だったそう。 もうひとつは家族のクルマとして大切なアフターサービス面だ。スズキのディーラーはちょうど道を挟んだ向かい側。一方シトロエンやプジョーのディーラーは、盛岡まで往復300km走らなければならない。 これまではなんとか時間を作って往復していたが、さすがに最近では歯科医師としての仕事も忙しいため難しくなってしまった。そこで菅原さんは往復300kmではなく徒歩20歩を選び、菅原家のクルマとしてバレーノが7年ほど前に納車されたのである。 唯一クルマ酔いをしないクルマ そんなバレーノもそろそろ代替えの話が持ち上がり、いくつかの候補の中からフロンクスが選ばれた。当初はバレーノを下取りにする予定だったが、上のお嬢さんが唯一クルマ酔いをしないクルマで、家族全員がバレーノを気に入っていることから、フロンクスを増車することになった。 菅原さんもバレーノの経験から、フロンクスは琴線に触れたようだ。デザインだけでなく、CVTではないトランスミッション、そして確実に良いであろうシートなどから、試乗もせずに購入。雪も降ることから4WDを選択した。ちなみにタイヤはピレリのアイスゼロ・アシンメトリコを履かせている。 菅原家にはシトロエンDS、SM、エグザンティア、そしてC5Xなどが住み着いている。 内田俊一 こうして家族のもう1台と足になったフロンクス。早速、敦子さんはお嬢さんと盛岡まで往復するなど楽しんでいる様子。ただどうしてもバレーノと比較すると非力さはぬぐえないそうで、これは菅原さんも同意見。三陸道のアップダウンのある場所だとどうしてもエンジンが唸ってしまう。 「バレーノと比較すると、頑張ってる! という印象ですね」と敦子さん。従ってバレーノが20km/Lほどの燃費であるのに対し、15km/L程まで落ちてしまうそうだ。菅原さんも、ACCを使って高速道路を走らせていると、「6速から一気に4速まで落ちて速度を維持しようとするんです。もう少し余裕のあるエンジンかギア比を考えて欲しいですね」とのこと。 これは1.5Lで最高出力99ps/6000rpm、最大トルク134Nm/4400rpmという高回転型エンジンと、ギア比が若干ハイギアードなことが遠因と考えられる。この辺りのセッティングを見直すことで、ロングツアラーとしての魅力は増しそうだ。 失ったSX4の代わりとして もうひとつ、菅原さんと敦子さん、そして私が共通してよいと思った点は、乗り心地とシートの出来の良さだ。菅原家の基準として、家族がドライブ中に寝られるかどうかというものがある。フロンクスはその点でも合格だった。「もう乗った途端に爆睡ですよ(笑)」と菅原さん。 実は敦子さんの愛車歴の中に、オレンジのようなカラーの『スズキSX4』もあった。このクルマは2011年3月11日の震災で、菅原さんが大切にしていたクルマ達とともに津波に流されてしまった。そこから徐々に生活を立て直し、趣味のクルマ達のラインナップも増えていった。 レポーターが東京から乗っていったフロンクスと3ショット。 内田俊一 「でもSX4だけは何もできていないんです」と菅原さん。そこでフロンクスは、ルーセントオレンジパールメタリックを選択。「家も建て、仕事も復興してきましたが、SX4の部分だけは手付かずだったんです。だからフロンクスの購入は、SX4のオマージュという意味もあるんです。津波で失ったSX4の代わりとして復興を遂げられるかな、そう思ったんです」とコメントしていた。 菅原さんの話を伺っていて、まず、ベースとしてクルマの基本性能、走る、曲がる、止まるを備えたうえで、メーカーが自分たちのクルマ作りに自信を持っているクルマが好き、言い方を変えるとユーザーに媚びていないクルマが好きということが伝わってきた。さらに、ベーシックなほど魅力を感じているようだ。 そういった視点でもスズキ・フロンクスは、まさに菅原さんのお眼鏡に適ったクルマといえる。実はもう菅原さんは次の作戦を立てている。それは数年後に改良されるであろう、フロンクスの新型に乗り換えることだ。 「こんなにときめいたクルマはないですよ」と菅原さん。シトロエン好きをも虜にしてしまうフロンクス、その魅力は計り知れないようだ。

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