いよいよ自宅にEV用充電器を導入した話【ヒョンデ・コナ長期レポート#7】

BEVを所有するなら、自宅に充電環境が必須 前回のレポートで、充電マネージメントの大切さを書かせて頂いた。改めて、BEVを所有するなら、自宅に充電環境が必須であることを痛感している。 【画像】いよいよ自宅にEV用充電器を導入!充電開始まで 全14枚 ヒョンデ・コナの航続距離は体感上、温かい時期の80%充電で最大400km程度だが、自宅のある静岡県東部と都内の往復で250kmほどあり、さらに都内で移動を重ねると、一回の上京でほぼ使い切ってしまう。また、自宅近くに急速充電スポットがないので、帰宅時は最大でも75%程度の状態になることが多い。 いよいよコナに付属している200V充電器を使用する日がやってきた。 平井大介 コナのカタログ上の航続距離は541kmで、実際はそこまで伸びないと思うが、出発時に100%の状態になっているだけでも状況が変わってくる。そこでいよいよ、自宅に充電器を導入することにした。正確には充電器は車両に付属しているものを使用するので、200Vの屋外コンセントを装着するというものだ。 自宅は賃貸の一軒家で、建物自体は2001年に建てられたもの。一度リフォームも行っているようだが、電気関係がどうなっているかは未知数。そこで家主さんの許可を得て、まずは地元の業者にみてもらったところ、問題なく装着可能との見立てだった。そこで見積もりを出してもらい、あとは工事というところまできた。 しかし、こちらが多忙でしばらく放置していたところ、事情はわからないが、その業者と連絡がとれなくなってしまった。そこでネットで探したところ、東京電力の関連会社であるTEPCOホームテックがネットで受付しているのを発見しすぐに連絡。後日、提携の工事業者から連絡があり、現地調査、見積もり確認と続き、スムーズに工事当日を迎えた。 屋根裏に入り、ケーブルを這わせる 工事は、予想していたよりも大掛かりな内容となった。まず、自宅の配電盤に余裕がなく、EV用の漏電ブレーカーを増設する必要があった。また、配電盤の位置が、屋外コンセントを設置したい場所と建物の反対側にあるため、ケーブルを何かしらの方法で這わせる必要があった。 候補は屋根裏、建物下、建物外という3つだったが、配電盤が洗面所にあり、隣の浴室から屋根裏に入ることができたので、その方向で作業が始まった。屋根裏にひとり入り、屋内にいる別の方とお互いが見えない状態で会話をしながらの作業はさすがプロの技。こちらは屋根裏の板が抜けないか冷や冷やで、時間も結構かかったが、無事に装着が完了した。トータル4時間弱の作業だ。 EVコンセントはパナソニックWK4322Sを使用。工事費を含めて12万4000円の出費となった。 平井大介 今回見積もりに入っていたのは、以下の項目であった。 まずEVコンセントはパナソニックWK4322Sを使用。これは公式ホームページにも掲載されているオーソドックスなものだ。他は、露出ボックス、2P20A漏電ブレーカー、配線/配管/取付工事、D種アース工事、BOX穴加工工事、諸経費となり、さらに追加工事として、配線延長、増設分電盤設置が必要となり、合計で12万4000円となった。 これは最初の業者が出した見積もりより2万5000円ほど高かったが、そこには追加工事が含まれていなかったので、結果は同じだったと予想できる。つまりは、このあたりが相場価格ということであろう。 ちなみに、今回工事を行った業者の担当氏が、何とAUTOCAR JAPANの読者だったという偶然もあり、現場では大いに盛り上がった。というわけでいよいよ自宅で充電開始! の先は次回のレポートにて。

もっと
Recommendations

スズキの斬新「小型トラック」がスゴかった! めちゃゴツい「カクカクデザイン」×全長3.7mで「ちょうどイイサイズ」!? 「ジムニー」超えの“四駆”も採用の「X-HEAD」とは

ジムニーのような悪路走破性を高め、障害物の乗り越えも容易そうに映る

運転中に謎の「青いクラゲ」が出現!? 無視すれば「反則金6000円」の可能性も! 一体何を気を付けるべき? 安全運転のための「すごい意味」とは

クルマの「謎のクラゲ」の意味とはクルマを運転していると、目の前…

トヨタ最新「“3列7人/8人乗り”ミニバン」がスゴイ! 世界初「画期的ドア」&メーカー初の”安全機能”や運転支援技術を搭載! 「ノア」を支えている革新的技術とは?

全グレードが全幅1730mmの3ナンバーサイズに拡大されたことを紹介

ダイハツが「“新”ハイゼットトラック」を発表! 性能アップした「軽トラックの皇帝」は格安「100万円切り仕様」が“消滅”… 安全性能向上した「仕様変更モデル」103万円から

安全性能を向上… 全車「スマアシ」標準にダイハツは2025年2月25日…

約270万円! ホンダ「シティ」がスゴい! 精悍デザイン&「ちょうどイイ」サイズ! VTECターボもある「現役コンパクトモデル」とは

海外では引き続き販売され、スポーツグレードを有した人気モデルへと成長

またまた発生「雪道をノーマルタイヤで立ち往生」三国峠でEVがスタック…「なぜ行けると思った?」「免許剝奪しろ」の声も 国交省は「法令違反ですよ!」あらためて警告

関係者が現場に駆け付けると、ノーマルタイヤで走っていたという

ダイハツの「“FR”スポーツカー」! 全長3.8m級ボディ&“1.3リッター”エンジン搭載! “軽じゃないコペン”「ビジョン コペン」とは

ダイハツのコンパクトFRスポーツ!一時は複数のメーカーがラインナ…

新車100万円級! トヨタの「2人乗れる小さいクルマ」に反響殺到! 「老後にいい」「十分」 全長2.5m「普通免許」で乗れる“おふたりさま向けモデル”「C+pod」後継にも期待

軽自動車よりも小さく、最小回転半径は3.9mを実現している

いよいよ自宅にEV用充電器を導入した話【ヒョンデ・コナ長期レポート#7】

BEVを所有するなら、自宅に充電環境が必須前回のレポートで、充電マネ…

世界初のホンダ「サンシェード」がスゴい! 「日本イチ売れてるN-BOX」で初採用の“めちゃ画期的”アイテムがナイスすぎる! 「ありそうでなかった」新発想の“人気オプション”とは

「サンシェード内蔵大型ルーフコンソール」は非常に画期的な商品だ

loading...