中谷元・防衛相は31日、トランプ米政権の国防長官に就任したヘグセス氏と初めて電話で協議した。 米国の日本防衛義務を定めた日米安保条約第5条の沖縄・尖閣諸島への適用も確認。2期目のトランプ政権のもと閣僚レベルで正式に表明されるのは初めてで、中谷氏は協議後、記者団に「心強く受け止めている」と語った。 防衛省によると、約40分間の電話協議で、中谷氏は冒頭、米ワシントン近郊で起きた旅客機と米陸軍ヘリコプターの衝突事故をめぐり、ヘグセス氏に哀悼の意を伝えた。両氏は協議で、日米同盟の抑止力や対処力の強化をトランプ政権下で引き続き進めることを確認。「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、日米で協力することでも一致した。両氏は、早期に対面での会談を行うことも確認したという。
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