“五郎”松重豊、『劇映画 孤独のグルメ』ロケ地・五島列島へ! アットホームな上映会実施

 『劇映画 孤独のグルメ』の五島列島凱旋上映会が22日、長崎県・五島メモリアルホールにて行われ、五島市島民300人が参加。監督・脚本・主演・松重豊が島民と共に本編を鑑賞、上映後には観客一人一人に「井之頭五郎」特製名刺を直接手渡すなど、心が温まるイベントが繰り広げられた。 【写真】松重豊が「井之頭五郎」特製名刺を直接手渡すサプライズも!  『孤独のグルメ』は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重)が営業先で訪れた土地で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいものを独り自由に食す様子を淡々と描く作品。2012年に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてスタートして以来、国内外で絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ねてきた。このたびテレビ東京開局60周年特別企画として『劇映画 孤独のグルメ』が公開された。  このたび、本作の本編内で重要な場所の一つである五島列島にて、凱旋上映会を実施。松重豊が凱旋訪問した。  五島列島は、作中でかつての恋人・小雪の娘、千秋の祖父である一郎の「子供のころに飲んだスープ“いっちゃん汁”がもう一度飲みたいから、食材を集めてほしい」という、“究極のスープ”の食材探しの旅に出た五郎が最初に訪れる地。  五島列島に発つ前、松重監督は撮影ぶりに訪れるということ、そして撮影に協力してくださった島民の方々と共に作品を鑑賞できるということで、嬉しそうな様子。撮影当時に思いを馳せながら、「(撮影時)何を食べておいしかったかな…と思い出しながら考えています。ちゃんぽんが食べたいです!」と話し、現地に向かった。  飛行機を乗り継ぎ、五島市福江島の五島つばさ空港に到着。凱旋上映会場まで移動する車内から、五島の景色を眺め、「あのシーンはここで撮影したな。このシーンは大変だったな…。大変だったけど、全部良い思い出。あの時の苦労話を、この場所にまた集まって、笑いながらみんな(撮影スタッフ)と話したいな」と当時を振り返りながら、懐かしそうな表情で会場に向かった。  “いっちゃん汁”の食材探しに奔走する五郎。本編では市役所や市場を手当たり次第訪れますが、全て五島市で撮影されました。フランスからの五島に移っていく最初のカットは、島内にある教会に入っていくシーン。松重監督のこだわりが詰まったシーン。実は、シーンのつなぎ目に違和感のないように、BGMにあわせて五郎の歩調のテンポを変えるなど、ち密に計算しつくした演出が施されていた。「いい画が撮れた。かっこいいんじゃないの?」と松重監督も納得のシーンを、本編で確認したい。  五島市・福江島には、映画館がないため、市内にある五島高等学校にある五島メモリアルホールにて出張上映という形で、凱旋上映会を実施。本編の五島列島パートに登場する“みかん屋食堂”の店員や、撮影協力を行った消防団含む300人の島民が会場に駆けつけた。  今回松重監督からのサプライズプレゼントとして、入場時5種類の五郎語録がランダムで書かれた割りばしを配布。その割りばしと共に記念撮影をしているたくさんの島民や、「五郎」と書かれた手作りうちわを持つ人、「五郎さんを引退させない!」などのメッセージボードを作成してくれた人もたくさん来場。五郎(松重)の人気ぶりは五島でも健在で、松重監督の登場まで会場は熱気に包まれた。  ステージに立った松重監督は、会場に集まった島民総勢300人から温かい拍手と共に迎えられ、「今日は集まってくださってありがとうございます!」とあいさつ。さらに、松重監督から「五島から素晴らしい女優さんが誕生しました」と発表されると、会場からどよめきが…。実は本編に登場した“みかん屋食堂”の店員は、本当にお店にいらっしゃる店員が演じていたのだった。「演技は素人だから…」と遠慮されていた様子だったが、松重監督の「よーい、はい!」という合図で監督も驚くほどナチュラルに堂々と演じられたと、当時の様子を語った。  舞台あいさつが終了すると、松重監督は客席に座って島民と共に本編を鑑賞。上映が始まると、さまざまなシーンやセリフに対して笑いが起こった。特に無人島に漂着した後、自作のスープを飲んで泡を吹いて倒れる松重の渾身のシーンや、ユ・ジェミョン演じる入国審査官の「…ダイジョブデス」と料理のお裾分けを断るシーンなどでは、会場はドッと大爆笑。  また、五郎が嵐に巻き込まれるシーンでは「危ない!」と声が上がったりと、島民の皆さんは作品に入り込んで楽しんでいた。五島列島パートでのシーンは、出てくる景色に対して、「ここでも撮影していたんだ!」というような「おぉ…!」とざわつく場面も多々登場し、上映会は大いに盛り上がった。  イベント終了後には、松重監督がホールロビーに登場し、観客一人一人にサイン入りの「井之頭五郎」特製名刺を直接手渡すサプライズが。松重の感謝の気持ちがこもったまさかのサプライズに、島民の皆さんも大興奮。「お腹すきました!」「五島を使ってくれてありがとう!」と思い思いのコメントを直接、松重に伝えていた。  『劇映画 孤独のグルメ』は公開中。

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