新党「再生の道」結成の石丸伸二氏、自らは都議選立候補せず…全42選挙区に候補擁立目指す

 昨年7月の東京都知事選で次点だった石丸伸二・前広島県安芸高田市長(42)は15日、都内で記者会見を開き、今夏の都議選(定数127)に向けて地域政党「再生の道」を設立したと発表した。  全42選挙区での候補者擁立を目指し、公募を開始。石丸氏は党首を務めるが、立候補しない。  石丸氏によると、候補者選考は「即戦力になれる人材」を基準とし、書類審査や石丸氏との面談を通じて行う。多選防止のため、任期は2期8年までに制限する。既に現職の地方議員や会社経営者らが応募に意欲を示しているといい、3〜4月に候補者を決定する。  新党の運営費用や立候補に必要な供託金(候補者1人当たり60万円)は、石丸氏が都知事選時に集めた寄付金などを充てるという。党の政策は作らず、公約の策定や当選後の議会活動は各自の判断に任せるとした。石丸氏は「日本の再生を東京から始める」と語った。  石丸氏は同市出身。2020年に同市長に初当選したが1期目途中で辞職し、都知事選に無所属で立候補。SNSを駆使して知名度を上げ、既成政党への批判票の受け皿となり、現職の小池百合子氏(72)に次ぐ約166万票を獲得した。  都議選は6〜7月の投開票が想定され、「7月3日公示、20日投開票」の日程が有力視される参院選の前哨戦となる見通し。

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