自民党は８日、７月の参院選惨敗を受け、執行部の責任や党再建策などを議論する両院議員総会を党本部で開催する。 石破首相（党総裁）から進退で踏み込んだ発言がない場合、退陣要求や総裁選前倒しを求める意見が相次ぐ見通しだ。 総会は党の正規の議決機関で、「参院選の総括と今後の党運営について」を議題に行われる。意見交換の場として開かれた７月２８日の両院議員懇談会では、首相から退陣時期などに関する意思表示がなかったため、首相の責任を問う議決も可能な総会開催を求める声が上がっていた。 党内では、企業・団体献金の規制強化に向け、首相が立憲民主党との協議開始を表明したことに不満が広がっており、進退とともに議論の焦点となる見込みだ。首相の説明が理解を得られなければ、総裁選の前倒しを決める事実上の「リコール規定」適用に向けた署名活動の加速も想定される。
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