自民党の旧安倍派＝「清和政策研究会」は5日、国会内で派閥解散の経緯について報告会を行いました。集まったのは旧安倍派に所属していた議員ら約20人で、松野前官房長官、西村元経済産業相、萩生田元政調会長、自民党を離党した世耕元参議院幹事長らも参加しました。 旧安倍派は派閥の政治とカネをめぐる問題を受けて、今年6月25日付で総務省に政治団体の解散を届け出ています。派閥の解散を決めてから「精算管理実務チーム」の議員らが作業を進めてきましたが、残金の全額、2億3000万円超を党本部に寄付したことなどを報告しました。 関係者によると、会合では政治とカネの問題をめぐる派閥幹部の責任を改めて疑問視する声もあがった、ということです。 今週8日に自民党の「両院議員総会」が控える中、旧安倍派の一部議員が「石破下ろし」の動きをする一方で、「旧派閥単位で一致した動きを取れるかは懐疑的」との声もあがっています。
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