ホンダ斬新「高級“5ドア”ワゴン」に反響多数! 「憧れでした」「売れそう」 豪華「後席リクライニングシート」×V6“VTEC”搭載! ワゴン×セダン融合の「アヴァンシア」が話題に

登場が早すぎた? 迷作「アヴァンシア」  かつてホンダが販売していたステーションワゴン「アヴァンシア」。新しい時代の高級車のあり方を模索した意欲的なモデルでした。  そんなアヴァンシアについて、今でもSNSなどにはさまざまなコメントが寄せられています。 短命に終わったホンダの高級ステーションワゴン「アヴァンシア」 【画像】超カッコイイ! これがホンダの高級車「アヴァンシア」です! 画像で見る(55枚)  アヴァンシアは1999年9月に登場した5ドアステーションワゴンです。  発表当初、「スタイル、パッケージング、走り、快適性のすべてに新しい価値を追求し、多様化するライフスタイルに対応できる上級車として、ホンダが新たに提案するクルマ」としていました。  説明通り、ステーションワゴンボディを持ちながら、仕立ての良い豪華なインテリア、上質なフィーリングのパワーユニットを採用するなど、新時代の高級車を模索するモデルという立ち位置でした。  エクステリアは落ち着きのあるシンプルなものですが、ディッシュタイプのホイールやメッキドアハンドル、バックドアのメッキガーニッシュなどがさりげない高級感を演出。  ボディサイズは全長4700(4WDモデル:4795)mm×全幅1790(同:1810)mm×全高1485-1545mm、ホイールベース2765mmと、比較的扱いやすいサイズとなっています。  インテリアは合成皮革カブロンとファブリック素材を組み合せたコンビネーションシートのほか、大型木目調パネル、インパネやピラーにファブリックをあしらうなど、上級車らしい豪華なものとなっています。  後席シートはスライドとリクライニング機構を備え、さらにはリア用エアコン吹き出し口も備わるなど、乗員全員の快適性も重視していました。  パワーユニットには215馬力を発揮する滑らかなフィーリングの3リッターV型6気筒のVTECエンジンとホンダ初となる5速ATの組み合わせのほか、2.3リッター直列4気筒と4速ATを設定。  走りの面では「シルキーコンフォート」をキーワードに、ロードノイズやエンジン音、風切り音を低減させたとし、走りの質感にもこだわっていました。  そして先進安全装備では前席のサイドエアバッグのほか、アダプティブクルーズコントロールの先駆けとなる「IHCC(インテリジェントハイウェイクルーズコントロール)」をオプション設定。当時としては非常に画期的でした。  いっぽうで、ラインナップはやや迷走気味でした。20mm拡幅のワイドフェンダーや、大径タイヤなどで車高を30mm高めたほか、専用バンパーやガーニッシュ、ルーフレールなどでSUV風スタイルにした4WDの「L-4」および「V-4」グレードを設定。  本来は高級路線であったはずが、がっつりクロスオーバースタイルとなっていたという異端モデルも存在したのです。  続いて2001年9月のマイナーチェンジでは、ローダウンサスペンションやボディ補強、空力パーツなどを追加してスポーツ性を大幅に高めた新グレード「ヌーベルバーグ」を追加。4WDモデルとは違った個性を発揮していました。  しかしいずれもヒットせず、2003年秋ごろに終売。結局、直接的な後継モデルの登場にはつながりませんでした。  ただし、アヴァンシアが販売されていた当時を知る人からは、新しい高級車のあり方を模索するという挑戦的な取り組みに対して、高い評価も寄せられています。 「走りは良く室内も上質だった記憶がある」「4WDは車高も高くてまさにクロスオーバー。今ならもっと売れそうな感じ」など、質感の高さに加え、現在クロスオーバーSUVが人気であることから、登場が早すぎたとする意見もあります。  また、「若いころアコードに乗っていて、次のクルマにしようと思ってたら無くなっちゃいましたね…けっこう憧れてました」など、ホンダの中核モデル「アコード」からのステップアップを図ろうとしていた人もいるようです。  その一方で、「ただオデッセイの2列シート版」「ミニバンのような外観なのに3列目のシートがないので割高感のある車だったな」など、やはりステーションワゴンにもミニバンにも満たないジャンルであった点を指摘する向きもあります。  ちなみに、アヴァンシアの名前は国内では消滅していますが、中国では2016年から現地で販売しているSUVでその名称が使われており、「L-4」「V-4」のグレードのみ、今も系譜が続いているといえそうです。

もっと
Recommendations

3.5リッターで450馬力! 日産の新「“V6”高級SUV」発表! 初の「スポーツモデル」が超カッコイイ! 3列シート備える「インフィニティ QX80 スポーツ」加国に登場

初のスポーツモデル登場!日産が海外市場で展開する高級ブランド「…

ホンダ斬新「高級“5ドア”ワゴン」に反響多数! 「憧れでした」「売れそう」 豪華「後席リクライニングシート」×V6“VTEC”搭載! ワゴン×セダン融合の「アヴァンシア」が話題に

ワゴン×セダンの融合で、新時代の高級車のあり方を模索したモデルだった

三菱が新型「“3列7人乗り”SUV」世界初公開! ゴツゴツ&スマートな“ド迫力ボディ”に自慢の「悪路走破性」を実現! 全長4.7mの「新型デスティネーター」インドネシアで発表!

アセアン地域のファミリー層をメインターゲットにした3列シートSUV

新車100万円台! トヨタの「スゴい小さいクルマ」が魅力的! 高齢者もOKな全長2.5m「普通免許車」! エアコン&安全装備も十分! 手頃だった「C+pod」後継に期待

安価で安全。かつ環境にも優しい地方では過疎化や高齢化が進み、バ…

元TOKIO「長瀬智也」の愛車「高級バイク」登場! まさかの「レース参戦」で好成績! 「似合っている」「ロマン」の声も上がる「高性能モデル」とは

長瀬の愛車「ハーレーダビッドソン」がレースに登場したという

新車“約200万円”! トヨタ新「フロント“ミッドシップ”マシン」発表! MT設定が……なくなった! 全長4m級ボディ&高耐久&リッター12km走れる商用モデル「タウンエースバン」何が変わった?

MTがなくなった… 2025年6月16日、トヨタは「タウンエース バン」の…

シボレー・コルベット、今後もV8を搭載 EVは「サイエンスフィクションだ」と開発者

規制を満たすためだけのクルマは作らないシボレー・コルベットは今後…

スバルが「新型アウトバック」世界初公開! 375馬力「超高性能ユニット」×爆速ユニット搭載! 新SUV「アンチャーテッド」「ソルテラ」も披露! 26年に発売へ

「e-Subaruグローバルプラットフォーム」をベースに開発されたもの

クルマの「フロアマット」実は“めっちゃ汚れてる”のにナゼ放置されがち? 嫌なニオイを断ち切る「正しいお手入れ方法」とは?

表面の砂やホコリなどの汚れをある程度落とし、ゴミや砂などを取り除く

日産「新型スカイライン」登場へ 10年以上ぶりの“全面刷新”で「純ガソリン廃止」!? “急ピッチ開発”が進む「伝統と憧れのモデル」 販売店とオーナーはどう感じたのか

次期スカイラインの開発が決定 販売店のスタッフやオーナーの心境は…

loading...