「キャラバン」を皮切りに新展開される「AUTECH LINE」とは 　日産のグループ会社、日産モータースポーツ＆カスタマイズ（以下、NMC）は2025年7月17日、同日に実施された「キャラバン」の仕様向上（一部改良）にあわせ、新たなカスタムカー「キャラバン AUTECH LINE（オーテックライン）」を新設定すると発表しました。 「黒すぎ顔」でカッコいい！ 日産「キャラバン」の新カスタムシリーズとは!? 　キャラバンは、1973年に登場したワンボックス型の商用バンおよびワゴン車です。現行型で5代目となります。 【画像】超カッコいい！ これが日産の「新“5人乗り”スライドドアバン」です！ 画像で見る（30枚以上） 　2012年のデビュー当初、「NV350キャラバン」の車名で登場しましたが、2021年のマイナーチェンジを機にキャラバンに改められました。 　5代目キャラバンは、クラスNo.1の広くて使い勝手の良い荷室や、堂々とした存在感のあるデザインに加え、先進安全技術をデビュー当初から数多く搭載。さらに、ユーザーのニーズにあわせた多彩なラインナップを揃えているのが特徴です。 　年々改良を施しながら今も進化を続けており、ワークユースのみならずレジャー用途などの個人ユーザーから支持を集め続けています。 　今回の一部改良では、各種法規に適合したうえで、長距離走行の多いユーザー向けに安心・安全・快適を提供する機能として、車間距離制御付きクルーズコントロール「インテリジェント クルーズコントロール」をガソリン車にクラス初採用しました。 　この改良版キャラバンに新設定されたのが、キャラバン AUTECH LINEです。 　すでにキャラバンには、カスタムカーシリーズ「AUTECH」がラインナップされています。 　AUTECHは、NMC伝統のクラフトマンシップを継承しながら、スポーティかつ高級感あるスタイリングを特徴とするプレミアムモデルシリーズで、キャラバン以外にもミニバンの「エルグランド」や「セレナ」、SUVの「エクストレイル」「キックス」、コンパクトカー「ノートオーラ」などに設定されています。 　今回追加されたキャラバン AUTECH LINEは、これらとは異なる新たなカスタムカーです。 　さりげない個性やこだわりをクルマに求めるユーザーに向けた新シリーズの第1弾となります。 　キャラバン AUTECH LINEでは、仕事でもプライベートでも活躍するクルマとして、スタイリッシュなエクステリアと実用性の高いインテリアを備えます。 　外観は、専用装備として15インチアルミホイールをはじめ、存在感を高めるルーフスポイラー（オプション）などを採用。 　内装には専用の防水シート（ブラック）を採用します。雨の日の作業やレジャーの際にも汚れを気にせず使用でき、手入れもしやすいもので、ユーザーのアクティブな用途に対応するものです。 　ラインナップは、バン上級グレードの「プレミアムGX」をベースとした「AUTECH LINE」と、より上質な仕様の「GRANDプレミアムGX」をベースとした「AUTECH LINE PLUS」の2タイプを揃えます。 　さらに、ブラックカラーのフロントグリル、バンパー、ドアミラー、フィニッシャー等のエクステリアパーツが施される「ブラックパッケージ」も用意されます。 　なおNMCによると、“AUTECH LINE”は今後、車種ごとに最適化した特別なカスタマイズを施したシリーズとして、今回のキャラバンを皮切りに他車種にも展開していく予定だとしています。 　キャラバン AUTECH LINEのパワートレインは、2リッターガソリンエンジン車と2.4リッターディーゼルエンジン車を設定。 　それぞれ2WDと4WDが選択でき、全車が7速ATと組み合わされます。 　価格（消費税込み）は、344万9600円から468万8200円です。 ※　※　※ 　キャラバンの一部改良にあわせ、NMCの既存カスタムカー「AUTECH」や車中泊仕様車「マルチベッド」、福祉車両「ライフケアビークル（LV）」シリーズ、「ワークユースビークル」シリーズもそれぞれ同様の一部改良を実施しました。 　そして新たな車中泊仕様車として、新グレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」を追加したほか、耐久性、撥水性にすぐれたCORDURA製ベッド生地を選択可能としました。 　さらに「ワークユースビークル」シリーズに、バックドアがより高い位置まで開く「高開度バックドア」仕様を追加設定しました。 　積み重ねたダンボール箱などの積み降ろしや、段差のある場所での作業がよりスムーズに行えるというものです。 　キャラバン AUTECH LINEを含め、これらNMCのカスタムモデルなどはすべて、2025年8月25日より発売される予定です。