参院選の投開票日まであと3日。日本テレビでは投票前に考える「関東の選挙区フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各選挙区の候補者について、詳しくお伝えします。17日は神奈川選挙区です。4議席をめぐり、16人が争う激戦となっています。 ◇ ◇ ◇ 終盤の情勢分析でもリードしている、立憲民主党の現職・牧山弘恵候補。 立憲民主党 牧山弘恵候補(60) 「食料品の消費税を8%から0%にすること。ガソリンの暫定税率を廃止して25.1円安くする。食料品そのものが値段が安くなりますから」 食料品の“消費税ゼロ”実現などを訴えています。 ◇ 同じく先行するのが、自民党の新人・脇雅昭候補。 地元の神奈川県庁に務めた経験をアピールしています。 自民党 脇雅昭候補(43) 「不安や課題をしっかりと受け止めて政策に反映する。16年間、この行政の経験をいかして、この国政のど真ん中で、正しいものは正しい、おかしいものはおかしいと言える政治家を目指して」 ◇ 先行する2人に続き競り合うのが、国民民主党の新人・籠島彰宏候補、公明党の現職・佐々木さやか候補、参政党の新人・初鹿野裕樹候補です。 元農水省職員の籠島候補は、海外勤務の経験をふまえ、手取りを増やす政策を訴えます。 国民民主党 籠島彰宏候補(36) 「日本国内の身の回りの物価だって、どんどん上がっていってしまう。解決するには日本の給料を上げないとまずいんだということを、私は海外で痛感したんです。国の発展だけでなく国民一人一人の発展、豊かさというものを、きちんと突き詰めていかなければいけない」 ◇ 佐々木候補は物価高対策や所得の向上を訴えます。 公明党 佐々木さやか候補(44) 「皆様の暮らしを守っていく。減税と給付、これを組み合わせた誰もが安心できる物価高対策を必ず実現をしていくということ。もう一つは物価高を上回る収入のアップです」 ◇ 警視庁で柔道指導者だった経験をアピールする初鹿野候補。 参政党 初鹿野裕樹候補(48) 「自分のことより地域のこと、日本のこと、そういった利他の精神がこの日本にはあった。日本の国益を最優先に守って、日本の歴史、伝統文化をしっかりと子どもたちに引き継いでゆく。日本人ファーストの国家をつくっていきます」 ◇ 追い上げるのが、共産党の浅賀由香候補。 教育予算の引き上げや給料アップを訴えます。 共産党 浅賀由香候補(45) 「教育を自己責任にする国は発展しません。先進国最低レベルの教育予算をしっかりと引き上げる。国立も私立も短大も専門学校も、今すぐ授業料半額にすることができます」 ◇ 続くれいわ新選組の三好諒候補は、元外務省職員で「対米追従外交からの脱却」を掲げています。 れいわ新選組 三好諒候補(40) 「今回のトランプ関税は、まさしくノーと言えない日本外交の象徴であると思っております。今こそ対米従属外交の体質に終止符を打つべきだと考えております」 ◇ 追走する日本維新の会の千葉修平候補。 議員秘書などの経験をいかして社会保険料の引き下げなどを訴えます。 日本維新の会 千葉修平候補(53) 「社会保険料をちゃんと引き下げるために無駄をなくす。国民医療費を4兆円引き下げて、年間社会保険料6万円を引き下げる。11万床のベッドを減らすことで、年間1兆円の医療費を削減いたします」 ◇ 社民党の金子豊貴男候補(75)は軍備増強の反対を訴えています。 NHK党の堀川圭輔候補(51)は、全ての増税への反対などを訴えています。 チームみらいの河合道雄候補(35)はテクノロジーによる教育のアップデートなどを掲げています。 このほかに、諸派の綾久候補(78)、無所属のみしまりえ候補(64)、諸派の内海聡候補(50)、諸派の畠山貴弘候補(45)、諸派の佐久間吾一候補(59)が立候補しています。